RC構造物の設計を担当。

産休・育休を2回取得しながら
働き続けています。

事業推進本部 設計部 課長代理

Kei.I

入社年
2011年
出身校
東京理科大学

Q1現在の仕事内容は?

入社時から12年、一貫して設計部におり、RC(鉄筋コンクリート)構造物の設計を担当しています。メインで携わってきたのは九州新幹線や北陸新幹線、現在は北海道新幹線の高架橋の設計などです。最近は耐震補強の設計の仕事も増えており、瀬戸大橋の耐震補強にも携わりました。

女性の技術者は少ないと思われるかもしれませんが、最近は少しずつ増えており、ここ4,5年は毎年女性技術者が入ってきています。

Q2入社のきっかけを教えてください

きっかけは、大学3年時にインターンシップに参加したことです。大学で部活をやっていたので長期のインターンには参加できなかったのですが、日本交通技術だけはインターンのスケジュールが短期間で、大学から「ここなら参加できるのでは?」と紹介されたのがきっかけです。

当時はゼネコンを希望していたのですが、建設コンサルタントというものを初めて知り、魅力を感じました。就職活動の際にも、インターンで実際の業務内容や雰囲気を知っていることがアドバンテージになり、入社することができました。

仕事風景

Q3仕事のやりがい・面白さは何ですか?

大学で学ぶことよりも、実際の仕事でやる内容の方が数段先を進んでいるので、最初の頃は構造物の設計に必要な計算などがわからず、一から勉強しなければならなかったことが大変でした。

技術は常に進歩しているので、今でも勉強し続けなければなりません。一方で、新たなことを調べたり追求したりするのが好きなので、そういったところに楽しさも感じています。

自分が携わった仕事が形になるのを見ると嬉しいですね。九州新幹線の仕事にも関わっていましたので、最近一部開業した長崎ルートを生で見ることができたら感動するだろうなと思います。

Q4仕事で心がけていることは?

私たちが担当するのは設計ですが、設計した構造物は施工会社や鉄道会社などがいて初めて完成します。最初の工程が後の工程すべてに影響するので、ミスがないようにすることを最も心掛けています。

設計時に自分で確認することはもちろん、上司や設計の協力会社、発注者である鉄道会社とも密にコミュニケーションをとって、間違いが起きないように徹底しています。

Q5職場の雰囲気は?

賑やかに仕事をするというよりは、集中して黙々と仕事に取り組んでいる印象です。
私のいる設計部の女性社員は、技術職と製図職の両方が在籍していますが、他の部署よりも比較的女性比率が高いです。一緒にランチを食べたりなど女性社員のつながりもあります。

また、社内には「メンター制度」があり、先輩社員と入社3年目までの社員がランチを食べながら悩みを相談できる場を設けています。こうした活動を通じて、他の部署の社員も含めコミュニケーションがとれる環境は整っていると思います。

Q6日本交通技術のよいところは?

私は産休・育休を2回取得しています。一度目は比較的若い時期に取得したこともあり、職場に迷惑をかけないか心配だったのですが、お子さんのいる男性社員をはじめ理解のある方が多く、産休・育休後にもスムーズに仕事に戻れました。ですので、女性の方も産休・育休の面で心配する必要はないと思いますし、男性の育休取得例もあります。

また私の場合、最初の育休中に技術士の資格試験の勉強を始め、数年後に取得することができました。子育て中でも、頑張ろうという気持ちがあれば資格の勉強・取得など、有意義な時間の使い方ができると思います。

求職者へのメッセージ

Kei.I

土木の分野においても、コンサルタント、公務員、ゼネコンなど、多様な業界が存在するので、いろいろな業界や企業について調べることをお勧めします。

また、特に女子学生のみなさんは、将来を見据えると育休や産休を経ても働き続けられるかという視点も大事なポイントになると思いますので、いろいろな会社を見て、そこで実際に働かれている先輩に具体的な話を聞いてみてください。

大企業・上場企業だけでなく、日本交通技術のような中規模の企業も含めて、自分に合いそうな会社を探してください!